マナー・ルールを教えるための概念学習問題例
の記事をご紹介します。
マナーやルールを教えようとしても、言葉で説明するだけではなかなか理解できない、行動に反映されないということがよくあります。
ではどのように教えてゆけばよいのでしょうか。
教え方のポイントとして、3つの点が挙げられます。
①本人のその時の発達段階で理解できる表現で教える
一般的な説明では、実際にどう行動すべきか伝わらないことがあります。
例えば「電車内では周りの人の迷惑になるので会話はご遠慮ください」というアナウンスや、
「静かにしてください」という注意を聞いても、ではどうしたらよいのか?が理解できないということがあります。
「静かにしてください」という注意を聞いても、ではどうしたらよいのか?が理解できないということがあります。
これは抽象的な表現の理解や反対類推が難しいためです。
その際は、「電車の中ではお口を閉じる」というよう具体的な行動を伝えたり、
お口をンと閉じて見せて真似をして閉じていられるようにするなどのように、そのお子さんの発達段階に合わせて、今理解できる表現で伝えることが重要です。
お口をンと閉じて見せて真似をして閉じていられるようにするなどのように、そのお子さんの発達段階に合わせて、今理解できる表現で伝えることが重要です。
②言葉のやり取りだけでなく、書いて整理する
文字の読み書きができるのであれば、口頭での説明だけでなく、文字で書いて整理して伝えると、映像としても記憶に残りやすく、行動する際の手掛かりとなります。
発達障害があると、「暗黙の了解」「相手の気持ち」など目に見えないものはわかりにくい傾向があります。
そうしたことを、段階的に学習課題として取り上げ、プリント学習にして教えていくのが概念学習です。
教える内容は多岐にわたります。
教える内容は多岐にわたります。
③歩行や体の動きを止めているなどの、身体づくりのプログラムを並行して行う
①②のような関わりをして、理解ができても、口を閉じ続けられない、じっとしていられず体が動いてしまう、やろうとしても続かない、
といったことが見られることはよくあります。
といったことが見られることはよくあります。
乳幼児期の原始反射が体に残っていたり、身体の機能が未分化であったりするために、身体が自分の意志と関係なく(無意識に)動いてしまうことがあるのです。
ですから、言って聞かせたり、概念学習をするだけではなく、「歩き続ける」「座り続ける」「ものを持っている」など、
自分の身体の動きを自分でコントロールする、という身体作りのトレーニングは気かせません。
ここでは②の概念学習について、いくつかの問題例をご紹介します。
自分の身体の動きを自分でコントロールする、という身体作りのトレーニングは気かせません。
ここでは②の概念学習について、いくつかの問題例をご紹介します。
これをこのまま使うのではなく、お子さんの発達段階に合わせて、出題方法や言い回しを変えてご活用ください。
1.善悪判断(よいこと・わるいこと)
まずは「〇=よいーする」「x=わるい=しない」という判断基準を教えます。
併せて、実際に行動の直前に判断させ正しい行動パターンを経験させていきます。
定着してきたら、なぜよいのか?わるいのか?理由が書けるように練習し、どう行動したらよいのか考えさせましょう。
ただし、この思考パターンが強くなりすぎると、自分が失敗したことでパニックになったり、
他の人が×の行動をしたときに厳しく注意してしまう(見知らぬ相手であっても)などして、トラブルになることがあります。
定着してきたら、なぜよいのか?わるいのか?理由が書けるように練習し、どう行動したらよいのか考えさせましょう。
ただし、この思考パターンが強くなりすぎると、自分が失敗したことでパニックになったり、
他の人が×の行動をしたときに厳しく注意してしまう(見知らぬ相手であっても)などして、トラブルになることがあります。
そのような傾向があるお子さんには、失敗することもある、失敗しても騒がないのが〇、ということを教えたり、
他の人が*のことをしていても注意しない、ということを教えておく必要があります。


他の人が*のことをしていても注意しない、ということを教えておく必要があります。


2.マナー・ルールの説明
マナー・ルールは、常識として暗黙の了解であることが多くとてもわかりにくいものです。
自分の行動や身だしなみが他者にどう映るかということも想像しづらく、学習で定着させていくことが必要です。
基本的なマナー・ルールは自分で書かせていくことで記憶に残りやすくなります。
自分の行動や身だしなみが他者にどう映るかということも想像しづらく、学習で定着させていくことが必要です。
基本的なマナー・ルールは自分で書かせていくことで記憶に残りやすくなります。
また、書かせていくことで知らなかったことも見付けられます。
ここでも、書くだけで終わらせず、実際の場所、実際の行動と結び付け、習慣化させていきましょう。


ここでも、書くだけで終わらせず、実際の場所、実際の行動と結び付け、習慣化させていきましょう。


3.問題解決(〇〇したらどうしますか?)
困ったことが起きたときに、感情にまかせて不機嫌やかんしゃくを起こす、乱象な言動をしてしまってはマナーに反します。
自分の言動をコントロールし、どうしたら問題解決ができるか考えさせていきます。
アクシデントを想定して言語化させていきましょう。
また、「学校から帰ってきたら、制服はどうしますか?」のような問いで、片付けや整理整顔、身だしなみなどを意識させるきっかけにしていきます。
複数の答えを書くことで行動に幅をもたせ、こだわりになることを防ぎます。

コロロメソッドで学ぶ ことばを育てるワークシート: 書いて身につけるコミュニケーション&ソーシャルスキル
また、「学校から帰ってきたら、制服はどうしますか?」のような問いで、片付けや整理整顔、身だしなみなどを意識させるきっかけにしていきます。
複数の答えを書くことで行動に幅をもたせ、こだわりになることを防ぎます。

この記事をご紹介したのは…
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✍️マナー・ルールを学ぼう!✍️
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1983 年創立。自閉症、広汎性発達障がいなどの診断を受けた子どもや、
集団に適応できないなどの問題を抱える子どものための指導方法を研究・実践する療育機関で、
現在各地の教室で多くの子どもが療育を受けています。
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コミュニケーションがとりづらい、問題行動やこだわり・パニックが頻発して家庭療育がままならないなど、
さまざまな問題に対し、独自の療育システム(コロロメソッド)による具体的な対応法・療育方法を提示し、家庭療育プログラムを組みます。
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幼稚園や学校に通いながら、ほかの療法とも併せてプログラムを実践することができます。
コロロ学舎はコロロメソッドを実践する成人入所施設・放課後等デイサービス事業等を運営しています。


