発達プログラム158号「今だから見直そう!余暇の過ごし方 あそびの冒険⑦」より
〜放課後等デイサービスでの取り組み〜楽しくて、脳トレになる余暇活動の工夫の記事をご紹介します。
コロロメソッドに基づいた療育プログラムを提供する放課後等デイサービスでの取り組みをご紹介します。基本のプログラムを軸に、お子さんたちが好きなものや目新しい活動も時々取り入れて、楽しみながら脳トレをしながら療育効果をあげています。
さかな釣りゲームを応用した活動例です。お子さんの発達段階に合わせ、それぞれがよく考えて取り組めました。
次の基本要素①~③点を押さえて組み立てていきます。
前文略
①みんなで取り組む
(集団活動の中で個に応じた目標設定)
②目や身体を使う
(意識レベルを程良く保つ)
③ルールや先生の促しに応じながら取り組む
(ユアペース)
余暇活動実践『聞いて・見て・選んでフィッシング!』
●黒板やホワイトボードにカードを貼る学習の応用です。
紙にイラストや数を書きクリップを付け床に並べます。
先端にマグネットのついた釣り竿で、それらを釣っていきます。
全員が課題に取り組むお子さんの姿に注視できるよう、きれいな隊形で座ることがポイントです。
●教材の工夫
身近な物を教材として使用することで、お子さんの状態や発達段階に応じて、その場ですぐに追加や修正等のカスタマイズができるという利点があります。
例えば、お子さんの体格や操作性によって持ち手の太さや紐の長さは適宜変え、クリップを大きめのものにするなどの工夫をしています。
また、文字がまだ読めないお子さんにはイラストや色、文字が読めるお子さんには簡単な単語や数字、さらには熟語やことわざなど、学習段階に応じて適宜課題を変えることで、皆が程よく頭を使って取り組めます。
好きなものや興味のあるものを取り入れるのも、注視率を上げるのに効果的です。
キャラクターやアルファベット、電車の写真やイラストなどを教材に取り入れてもよいでしょう。
次に、この教材を使った活動の工夫をご紹介致します。
【余暇活動での支援ポイント!】
集団活動の中で個別の課題に取り組む時間です。ひとりひとりの学習面・操作性のレベルアップも大切ですが、皆が程よく意識レべルを保てているかどうかを優先しましょう。
そのため、待っているお子さんの様子も観察し、「手はお膝ですよ」などの促しをしましょう。黒子の先生は注視の妨げにならないよう、さりげなく姿勢を正す介助をします。また、指名する順番も、お子さんたち全体を見ながらその都度調整すると良いでしょう。
この記事をご紹介したのは…
1983 年創立。自閉症、広汎性発達障がいなどの診断を受けた子どもや、
集団に適応できないなどの問題を抱える子どものための指導方法を研究・実践する療育機関で、
現在各地の教室で多くの子どもが療育を受けています。
集団に適応できないなどの問題を抱える子どものための指導方法を研究・実践する療育機関で、
現在各地の教室で多くの子どもが療育を受けています。
コミュニケーションがとりづらい、問題行動やこだわり・パニックが頻発して家庭療育がままならないなど、
さまざまな問題に対し、独自の療育システム(コロロメソッド)による具体的な対応法・療育方法を提示し、家庭療育プログラムを組みます。
さまざまな問題に対し、独自の療育システム(コロロメソッド)による具体的な対応法・療育方法を提示し、家庭療育プログラムを組みます。
幼稚園や学校に通いながら、ほかの療法とも併せてプログラムを実践することができます。
コロロメソッドとは
コロロでは「子どもの持っている力を最大限に伸ばし、社会の中で生きる力をつけていくこと」を目指して幼児から成人までの療育を行っています。
コロロメソッドとは、40年に渡る療育の実践の中で得た知見から体系づけられた「ことばが増える・伝わる・問題行動が減る」療育プログラムです。
コロロメソッドとは、40年に渡る療育の実践の中で得た知見から体系づけられた「ことばが増える・伝わる・問題行動が減る」療育プログラムです。
詳しくは、ホームページをご覧ください。
コロロ発達療育センター
コロロ学舎